ミニマリストの考え方に共鳴し、自分もそうなりたいと思っている方、ミニマリストになるための最初の一歩は不用品の処分です。今まで必要不可欠だったものも、ミニマリストには必要ありません。リサイクルショップに持ち込んで買取ってもらいましょう。
ミニマリストとは？
辞書などで「ミニマリスト」を調べると最小限主義者と出てきます。ミニマリストとは必要最低限のもので生活している人のことを言います。同じような言葉に「シンプリスト」がありますが、これは物を減らすというよりは飾りや装飾を省いたものを好む人たちですので、ミニマリストとは異なります。「片づけ」や「整理整頓」も近いようで、違います。「断捨離」という行為はミニマリストの考えに近いかもしれません。
ミニマリストの持ち物の基準
では、ミニマリストの方が持ち物を取捨選択するときの基準をいくつかご紹介したいと思います。まず、「捨て基準を決めて、しばらく使っていないものは捨てる」というものです。しばらくという期間は、それぞれの判断によると思いますが、多くのミニマリストが捨て基準というものを持っています。だいたい、丸１年手にしていないものは不要と判断するようです。
次に、「代用がきくものは要らない」という考え方です。掃除機を例に取ってみましょう。掃除機があれば手軽にゴミを集めることが出来てとても便利です。しかし、掃除機の代用品はたくさん見つかります。雑巾、ほうき、クイックルワイパー、粘着テープなど、掃除機よりもっと身軽な道具でいいと思えれば、掃除機は生活の必需品ではなくなるのです。
ミニマリストが持つべき家電とは？
以上のような判断基準のもと、今回は「家電」に絞ってミニマリストに本当に必要なものを考えてみたいと思います。
家の中を見渡すと、本当にたくさんの家電が溢れています。テレビ、レコーダー、パソコン、プリンター、スマホ、エアコン、扇風機、掃除機、布団乾燥機、布団クリーナー、炊飯器、電子レンジ、トースター、ホットプレート、電気ケトル、冷蔵庫、ホームベーカリー、ミキサー、ブレンダー、洗濯機、空気清浄器、加湿器、除湿器、ドライヤー、アイロン、こたつ、ストーブなどなど、ご家庭によってはもっとたくさんの家電を持っている方もいらっしゃると思います。
では、この中からミニマリストに必要な家電とは何でしょうか。多くのミニマリストに支持されている家電は、パソコン（テレビ・ラジオの代用）、エアコン（扇風機、空気清浄器、加湿器、除湿器の代用）、洗濯機、冷蔵庫あたりでしょうか。その他のものは、何かしらで代用できる、もしくは本当に必要なものではないのです。ミニマリストを極めている方の中には、パソコンさえあればいいというライフスタイルの方もいるかもしれませんが、その基準は人それぞれです。
まとめ
家電に囲まれた生活をしていると、とても便利で快適な為、にわかには手離しにくいと思います。しかし、ミニマリストになる時には一度立ち止まり、他で代用は出来ないか考えてみて下さい。炊飯器も電子レンジもホットプレートも、お鍋とコンロがあれば実は必要ないかもしれません。布団乾燥機も布団クリーナーも、よく晴れた日に布団を干すだけでいいのかもしれません。
とはいえ、必要ないものをどんどんゴミとして捨てるというのも、少し違和感があるのではないでしょうか。ミニマリストの方は物がないことを殺伐と思うのではなく、そこに豊かさを感じています。ミニマリストを目指されるのであれば、不要なものはリサイクルショップに持ち込んで買取ってもらったり、知り合いに譲ったりして手離しましょう。本当に必要な方の手に渡ることができれば、人も物も幸せだと思います。
