一般家庭や温泉施設等でお馴染みの家庭用マッサージチェア。家電量販店で売られているため「家電」と認識されがちですが、マッサージチェアの多くは薬事法に基づく「医療機器」に該当します。医療機器って買取してもらえるの？そんな疑問についてお話します。
医療機器の種類について
そもそも医療機器とは、どういったもののことを指すのでしょうか。医療機器は副作用や機能の障害により、人体に影響があるかどうかによって、３段階に分かれています。最もリスクが少ないものから、①一般医療機器、②管理医療機器、③高度管理医療機器といい、マッサージチェアは、②管理医療機器に含まれます。ちなみに、①一般医療機器は、ピンセット、はさみ、ガーゼ、脱脂綿、血圧計、ギプス、絆創膏、聴診器など、③高度管理医療機器は、コンタクトレンズ、ペースメーカーなどが該当します。
マッサージチェアの買取について
マッサージチェアは、状態がよければリサイクルショップで買取してもらえます。お店によって買取条件は異なりますが、「動きに問題がない」、「製造５年以内」、「製品がきれい」この３点を満たしていれば、買取してもらえる可能性が高いと言えます。ただ、定価数十万円という高級マッサージチェアよりも、持ち運びが楽な小型マッサージ機の方が、査定金額が高くなることがあるようです。なぜなら、お店は売れる商品が欲しいから。いくら高価で良い商品だとしても、大型商品且つ高額商品は簡単には売れません。さらに、その商品を運ぶのにも時間と労力を要します。やっとの思いで運び入れても、店内で場所も取りますし、保管中に壊れると処分するのに費用が発生します。それに比べ、小型のマッサージ機は運搬しやすいため、比較的早く売れる見込みがある点が店舗にとっては魅力のようです。
大型のマッサージチェア・小型のマッサージ機、いずれもなるべく高値で買い取ってもらえるよう、ポイントをチェックしましょう。
①付属品は忘れずに。
説明書・保証書はありますか？ 先ほども説明した通り、マッサージチェアの多くは管理医療機器に分類されます。使い方によって人体に影響がある恐れがあるため、説明書や保証書は揃っていることが、買取価格に大きく影響します。また、リモコンやカバーなどの付属品も忘れずに準備してくださいね。
②クリーニングをしよう。
買取に出す際は、品物の状態がきれいであればあるほど良いです。例えば、煙草やペットの匂い、汗のしみ、日焼けによる色あせなどで買取価格がダウンすることがあります。素材を痛めない程度に、汚れを拭き取り、匂いを除去するといったセルフクリーニングを行っておきましょう。
③動作確認をする。
マッサージチェアは駆動部分が多いため、それら一つ一つが問題無く操作できるかが査定に繋がる重要ポイントです。また、断線、革の破れなどもないか、確認されます。ちなみに、きちんと動く品であったとしても、製造から５年以上経過したマッサージチェアは、修理部品が手に入らない可能性があるため、買取を断られるケースが多いようです。
まとめ
マッサージチェアは、自分で運び出すことは難しいため、粗大ゴミで簡単に捨てられません。不用品回収業者に依頼してもいいのですが、処分代や作業代がかかってくるでしょう。ゴミで出すのも、不用品回収業者に依頼するのもお金と手間がかかるのであれば、安くてもいいから、買取してくれる会社を探してみましょう。
搬送も査定も一貫して行ってくれる買取業者を選ぶと便利です。買取を依頼する場合は、搬送前に大体の査定額を確認しておくと、安心して引き取りをお願いできますし、金額にも納得しやすいですよ。
買取業者の中には、医療機器（マッサージ機）専門を謳ったところがあります。そうした業者であれば、確かな目で査定してもらえるので、より高値買取を期待できるかもしれませんね。マッサージチェアの処分をお考えであれば、ぜひ参考にしてみてください。
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