自転車を買取に出す前にやっておくべきこと ~防犯登録抹消の巻~

自転車を買取に出す前にやっておくべきこと ~防犯登録抹消の巻~

自転車が古くなると、リサイクルショップに買取ってもらおうと考える方も多いと思いますが、ちょっと待って下さい!買取に出す前に、やらなければいけないことがありますよ!それが、防犯登録の抹消です。きちんと対応して、気持ちよく買取に出しましょう!

防犯登録とは

そもそも、防犯登録とはどういう役割を担っているのでしょう。自転車防犯登録とは、法律で義務付けられているもので、自転車屋さんやホームセンター、大型のショッピングセンターなどで登録が可能です。自転車の所有者を明確にし、盗難を牽制する役目があります。防犯登録は、各都道府県単位で運営されており、登録するとコンピュータに防犯登録番号等のデータが登録されるそうです。有効期限は登録した日の翌年初から5~10年間(都道府県によって異なる)で、期間が経過してしまった場合は、新たに新規登録(登録料500円~(非課税)都道府県によって異なる)をしないといけないようです。

最近では、自転車屋さんで自転車を購入するのではなく、ネット通販で自転車を買うという方もいらっしゃるでしょう。かく言う私も、その一人です。何も考えず、ただ安いことと自宅まで配送してくれることが決め手となり、インターネットで電動自転車を購入しましたが、届いて驚いたのが防犯登録です。縁もゆかりもない他府県の警察が発行した防犯登録シールが貼ってありました。その時、「もしもこの自転車が盗難にあったら地元の警察は対応してくれるのだろうか」と、一抹の不安を覚えました。

ネットで購入した時の防犯登録の件ですが、先述したように、防犯登録は各都道府県単位で運営されているため、基本的には自転車を乗る場所で防犯登録するのが無難です。他府県の防犯登録だから探せないということはないと思いますが、防犯登録の情報は全国で共有されていないため、万が一盗難にあった場合でも、照会に手間がかかり自転車の捜索に時間がかかると予想されます。

防犯登録の抹消の仕方

では、防犯登録を抹消する方法ですが、自転車を購入した店舗や最寄りの警察署で行うことが出来ます。身分証明書や防犯登録カードが必要になりますので、事前に必要書類を確認してから行きましょう。登録抹消にかかる手数料は基本的に無料です。ただし、これも各都道府県によって異なってきますので注意が必要です。

防犯登録の抹消に行く時間がない方は、買取側のリサイクルショップで対応してくれるところもあります。しかし、必要書類に不備があったりするとお店の人も手間取り、査定額を出すのに時間がかかるといったケースも考えられます。お店の人の心象を悪くしてしまうのは、もったいないですよね。

防犯登録を抹消しないと

万が一、防犯登録を抹消しないまま自転車を買取に出し、他人の手に渡ってしまうと、どんなトラブルが考えられるでしょうか。
防犯登録されている所有者以外の人が乗っているとなると、単純に乗っている人が窃盗の容疑にかけられてしまう可能性があります。乗っている人だけではありません、自分の手から離れたと思っていた自転車が、万が一何かの事故や事件に巻き込まれたときには、何の関係もない元の所有者のところへも連絡が来る可能性があります。登録期間が過ぎれば、すぐに情報が抹消されるわけではないようですので、自転車が不要になった際は必ず防犯登録の抹消を行いましょう。

大切に乗っていた自転車を買取してもらうときは、気持ちよく引き渡したいですよね。防犯登録は簡単に登録できる分、抹消となると少し面倒に思われるかもしれませんが、スムーズな買取につなげるためにも事前の防犯登録抹消は、買取に出す際の最低限のマナーかなと思います。

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