釣具の買取専門店が魚のいない街中にあるのはなぜだ??

釣具買取専門店が魚のいない街中にあるのはなぜだ??

私が住んでいた、わりと都市部の駅近な場所に釣具の買取専門店がありました。私は釣りをしないので「なんで魚のいないところに釣具屋さんがあるのだろう」と疑問でした。少し気になって調べるうちに、色々納得したので書き留めておきたいと思います。

最近の釣り人口は?

まず釣具を買う人は都会にいるのか、需要と供給から考えました。釣りを趣味としている人、頻繁に釣りに行く「釣り人口」をレジャー白書2016(公益財団法人 日本生産性本部の調査資料)で調べると、750万人とあります。90年代後半には2000万人と言われていたところから、近年はだいたい700万人前後を推移し半減しています。どうやら釣り人口は右肩下がりの下降曲線のようです。
しかし、750万人が多いか少ないかで言うと、野球なら660万人、サッカーなら480万人という調査結果が出ていますので、決して少なくないんです。釣りより断然身近なスポーツだと感じていた野球とサッカーより競技人口が多いなんて、正直驚きですよね。これなら、お店がたくさんあるのも頷けます。ちなみに、最もさかんに行われているのは「ウォーキング」だそうです。

では、その750万人の中身はどうでしょう?一番高い割合を占めているのは、30~40代の男性のようです。つまり働きざかりのサラリーマンの方が、釣りを趣味にされているということが言えます。30~40代の男性が日本のどこにたくさんいるかと言うと、都会です。都会で働いているのです。だから、その人たちをターゲットにして、仕事帰りにフラッと寄れる都会の駅チカに釣具屋さんはあるんです。知りませんでしたが、全国にチェーン展開をしている釣具のお店もたくさんあるみたいですね。

ちなみに、一時世間的なブームになった「釣りガール」ですが、ここ最近は耳にしなくなりました。しかし、釣り人口の女性の中では20代が一番多いんですね。これも釣りガールの影響でしょうか。もしかしたら、釣りは働き始めた女性が始める高尚な趣味の一つなのかもしれません。

どうして買取がさかんなのか?

海釣り、川釣り、狙う獲物によって違うようですが、釣具は案外お値段がはるようです。私は釣りをしたことがないので釣具の種類も値段も全く把握していなかったのですが、釣りは竿の他にもウキ、しかけ、ルアーなどから、ウェア、クーラーボックスなんかも必要です。人気モデルの釣竿は、10万円近くするんですね。本当にびっくりです。この価格帯だと、新品で購入するのは覚悟がいるかもしれません。釣具が傷んだり、流行が過ぎたりする前に買取専門店に持ち込み、お金に換えてまた新しい釣具を買うという考えになりますよね。だから、釣具のリサイクル市場が盛況なんですね。
釣りをはじめるにはたくさんの道具が必要だと初めて知りました。釣竿とバケツをもって、半そで短パンじゃだめでした。勉強になります。

都会には本当に魚がいないのか

私の釣りのイメージは、大海原で一本釣りするか、テトラポットに座ってのんびり釣るか、夏休みに少年が川でやるものでした。だから、釣りは都会では出来ないと思っていたんです。でもそれは思い込みでしたね。東京でも大阪でも海はあるし、もちろん川もあります。都会にだって釣りスポットはあります。だからこそ、釣具を売り買いするお店が都市部の駅チカという絶好の場所に店舗を構えることができるんですね。

釣りについて調べるうちに、少しやってみようかなという気になりました。ただ、調べて分かったように釣具をイチから揃えるのは予算オーバーです。機会があれば、釣具のリサイクルショップでものぞいてみようかなと思います。

SNSでもご購読できます。

よくある質問
法人買取
お問い合わせフォーム