遺品整理士に聞いてみた!ゴミ屋敷の実態と意外と高く値段がつくあの〇〇!


今回の記事では、弊社の現役遺品整理士である社員にインタビューして、
ゴミ屋敷の実態や、作業内容、掘り出しものについて紹介していきます。

 

編集部:お疲れ様です。本日は、ゴミ屋敷の実態についていろいろ聞いていきたいと思います。まず、遺品整理士ってどんな資格なんですか?

社員A:一般社団法人遺品整理士認定協会が運営している資格で、2ヶ月間、講習を通して、遺品整理についての知識を身につけた後に認定される資格です。結構勉強しましたよ。

 

編集部:そうなんですね。
先日も案件で、ゴミ屋敷の清掃に行ってましたよね。
早速ですが、そのゴミ屋敷の案件について、いろいろ聞いていきたいと思います。

まず今回の案件のレベルを教えて下さい。

社員A:今回の案件のゴミ屋敷レベルは、中の中くらいでしたね。


これで、中の中なんですね。

 

編集部:今回の案件は何がきっかけだったのですか?

社員A:知り合いの不動産会社からの紹介です。オーナーは元々、この家の住人ではなく、新しくこの家を購入することになり、それに当たって前の住人が残していったゴミの清掃の依頼をしたという流れです。

不動産オーナーとゴミ屋敷オーナーが違うのは、かなり稀なケースで、当事者ではないので、現場での作業が難航するかと思いましたが、全部処分しても良かったので、作業は捗りました。結構、捨てるor捨てないの基準が厳しいオーナーがいるので。

 

編集部:当日の作業の流れって?

社員A:まずは、ゴミの仕分けですね。トラックに積み込み前に、生ゴミ、鉄、プラスチック、木材等を大方分けておくことが必要です。この時に気をつけないといけないのが、お客様の貴重品が埋もれていないかということです。
通帳、印鑑、思い出の写真など、お客様より依頼がなくても、見つけると大事にしまっておきます。

それから、トラックに積み込みですね。
そして、ゴミ捨て場に走る。

 

編集部:走る?ダッシュなんですか?

社員A:はい、ダッシュです。
そして息つく暇もなく現場に戻る

 

編集部:本当にダッシュですか??

社員A:はい、ダッシュです。戻ると他のメンバーが積込むものを用意しているので、息つく暇もなく、積み込みます。

 

編集部:この往復を何回するんですか?

社員A:うーん、今回は中の中レベルだったので、2tトラック5台分くらいですかね。多かった時は、10台くらいですね。何回か分からないほど往復します。

 

編集部:他に作業はありますか?

社員A:うーん、この作業だけですね。細かく言えば、エアコンや照明を外したりしますが、ゴミ屋敷清掃のメインは積込みとダッシュですね。

 

編集部:なるほど、、、体力勝負ですね。
もう終わりなんですか?

社員A:あとは、掃除と戸締まりチェックして終わりですね。
はい、終わりです。


作業完了後の写真です。キレイになりました。

携帯を見はじめる社員A。インタビューはまだ終わってません。

 

編集部:では携帯は閉じて頂いて、、、
その現場で見つけた面白いものを教えて下さい!

面白いものって結構あるんですか?

社員A:結構ありますよ。売れるものも結構ありますし。

 

編集部:えっ、転売しているんですか?

社員A:もちろんオーナーさんに確認とってですよ。ほとんどの案件は買い取っていますし。
ただ、今回の案件はオーナーのご厚意により、全て無料で引き取らせていただきました。


なんですか、その顔。

 

編集部:面白いもの教えて下さい!

社員A:まずはこちらですね。

 

編集部:これって、なんでしたっけ、、、?
ワニワニパニックでしたっけ?良く子供の時に見ましたよ。

調べてみます。

ちっちゃくたってイタイワニーってありますね。
(覚えづらいですね、、、)

社員:間違いなくゴミ屋敷では、昔のおもちゃが見つかります。
100%ですね。人生ゲーム、スーパーファミコン、ゲームボーイ
とかは結構見つかりますよ。作業を忘れて見入っちゃうことが多々あります。


いや、携帯、止めてもらえますか。

社員A:次はこちらです。

編集部:なんですか?マシーンですか?

社員A:これは、レッグマジックですね。
業界あるあるですが、このレッグマジックはゴミ屋敷でほぼ100%見つかります。

 

編集部:(絶対嘘ですね)なんで皆さん持ってるんですかね?

社員A:それほど、昔にダイエット失敗して、そのまま放置している人が多いということでしょうね。


何も考えてないですね。

 

社員A:最後はこれです。

 

 

 

 

 

編集部:なんですか?これ?

社員A:知りません。

 

 

 

 

以上。

 

編集部:では最後に、業者としてゴミ屋敷オーナーの方に注意していただきたいことってありますか?

社員A:うーん、そうですね。
皆さん、お金にならないと思っているのが意外とお金になるので、立会時には、業者が処分するものは、注意深く見たほうが良いですね。

じゃあ、忘れがちベスト3を教えましょう。

ナンバー1は、食器類ですね。
意外と皆さん捨てていくんですよ。
中にはウェッドウッジとかもあるんですよ。
今だったらメルカリで登録すると結構な値段が付きますよ。

 

次に、これです。

社員A:これ見たことありません?
ゴミ屋敷案件の10件に1件くらいあって、縁起物のたぬきの置物ですが、
1万円くらいで買い手が付きますよ。
お客さんのほとんどが処分に困っていて、買い取りしますって言うと本当にびっくりされます。

編集部:3つ目は?


社員A:出ないですね。

 

 

 

 

 

 

以上。

 

お疲れ様でした。
次回は、実際のゴミ屋敷のゴミが、総額いくらになるかの検証をしてみたいと思います。

最近はゴミ屋敷案件が少ないので、
結構時間が空いてしまうかも。。。

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