遺品の供養は、どうしたらいい?〜どんなものを供養するのか〜

遺品の供養は、どうしたらいい?〜どんなものを供養するのか〜

遺品整理では、処分、買取、遺す・・・といったように仕分けをすると思います。そのうち処分すると決めても、そのままゴミとして廃棄していいものか悩む遺品はありませんか?今回はどういった遺品が、よく供養されているのかの例をご紹介します。

どんな遺品の供養を検討するのか

どういった遺品の供養を検討することになるのでしょうか。供養と聞くと人形供養をイメージする人が多いかもしれませんね。人形(ぬいぐるみ)も当然供養したいとして持ち込まれることが多い遺品ですが、他にも実に様々なものを供養してもらうことができます。もちろん、供養をするのは遺品に限ったことではありませんが、ご紹介していきたいと思います。

供養する遺品①財布

財布はもちろん、お金を入れて使うものです。こうした運気・金運に関わると考えられるものも、供養する人が多いようです。遺品は自分のものではありませんが、気になる方は気になるかもしれませんね。

供養する遺品②時計やバッグ

ずっと身につけて長年使っていたもの。時計やバッグがそれにあたるでしょう。人によっては、長く愛用していたものには遺族の魂が宿るように考えることもあるようです。単純に遺族が大切に使っていたものをそのまま捨ててしまうのは、なんだか寂しい気持ちもあります。そういった時に供養をお願いするようです。

供養する遺品③寝具

故人が毎日眠っていた寝具も供養したいものの1つとして挙げられます。人の1日の中で、眠る時間は案外長いものです。寝具には故人の温かさが残っているようで、そのまま捨ててしまうのは寂しいと感じる方もいらっしゃいます。寝具の種類によってはかなり嵩張りますので、どういった手段で供養してもらうのかはしっかり考えましょう。

供養する遺品④絵画、写真、書画、掛け軸などの美術品

心を込めて描かれた絵、撮られた写真、書かれた書なども、作り手の魂が宿っていると感じる人もいます。故人が作成したものに限らず、誰かしらが作成したものを故人が購入したり、いただいたりしたものが遺品になることがあり、それらも簡単には捨てられないと感じるかもしれません。有名な画家や書家が描いたものであれば、買取専門店で買い取ってもらったり、気に入ってくださる方にお譲りしたりすることもできます。そうでない場合には、供養してからの処分が選択肢の一つになるのではないでしょうか。

供養する遺品⑤写真やアルバム

写真がデータで保存できるようになって、最近は写真を現像する機会が減っているかもしれませんね。しかし、昔はもちろんデジタルカメラなんてものはなく、一枚一枚写真として現像されていました。写真が好きな方であればその数は膨大で、遺品の写真全てを保存するのは難しいこともあるでしょう。写真をデータに取り込んで保存したとしても、元の写真の処分に困るという可能性もあります。そんな時にも、供養してもらうという選択肢を選ぶことがあるでしょう。遺品という話からはそれてしまいますが、今は妊婦健診のときにもらえるエコー写真の供養というカテゴリーもあるそうです。

供養する遺品⑥毛皮のコートや剥製(動物供養)

衣類の中でも、毛皮のコートは供養したいと思う方が多い品です。一昔前の方がよく市場に出回っていたこともあり、遺品で使っていない毛皮のコートが出てくることもあるでしょう。滅多にないことではありますが、動物の剥製などが遺品としてあった場合も、動物供養を含めた供養を検討することになるでしょう。革のコートに革の靴、革のバッグ・・・と動物の皮を使っているものを言い出したらきりがないものの、どれも動物の命に違いはないので、どこまで供養をお願いするかというのは、人によっては難しい問題かもしれません。

まとめ

故人が長く愛用していたもの、肌に身につけていたもの、強い思い出のあるもの、といった類いのものが、遺品の中でも供養の対象として検討されると言えます。今回ご紹介したものに限らずとも、眼鏡や衣類、日用品といったものでも、供養してもらうことは可能です。とは言え、すべての遺品を供養してもらうのにはあまりにコストがかかってしまいますから、優先順位を決めることも大切だと言えるでしょう。

 

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