遺品の供養は、どうしたらいい?〜お寺や寺院の供養を利用する手順〜

遺品の供養は、どうしたらいい?〜お寺や寺院の供養を利用する手順〜

遺品の中でも、大切にしていた人形やぬいぐるみ、特に故人の思い出が詰まったもの、宗教にまつわるもの、写真や手紙などを処分することになると、供養したいと思う人もいるでしょう。今回は、お寺や神社での供養を利用する手順をご紹介します。

①依頼先を検討する

まずはどこの神社や寺院にお願いするかを決めましょう。最優先に確認すべきは、故人のお墓があるお寺です。遺品供養をしているのかどうか、確認しましょう。故人が生前お世話になっていたお寺、信仰している宗教・宗派での供養が出来れば、きっと故人も喜んでくれるでしょう。
しかしお墓がなかったり、生前からお世話になっているお寺がなかったりする場合もあります。また、お世話になっているお寺があっても遺品供養をしていない場合もあるでしょう。その場合は、信仰具合やお墓のあるなしに関わらず、供養をしてくれるお寺や神社を探します。今はホームページを持っているお寺や神社も増えていますから、まずはインターネットで情報収集をするか、近所のお寺や神社に直接問い合わせてみましょう。

②申し込みをする(1.持ち込み 2.郵送)

依頼先が決まったら、申し込みをしましょう。インターネット予約を受け付けているところ、電話予約を受け付けているところ、直接訪問での予約を受け付けているところがあります。
また、遺品をどのように依頼先に届けるかも場合によって異なります。
1.持ち込み
依頼先が近所であったり、時間があったりする場合は直接持ち込むことができます。電話やメール、ウェブ上予約などで時間予約をする場合や、受付時間内であればいつでも受け付けてくれる場合があるでしょう。その場合でも、供養をお願いしたい遺品が取り扱い可能かどうか、無駄足にならないよう事前に確認しておいたほうが確実です。
2.郵送
依頼先が郵送受付をしていて、遠方に住んでいたり、時間がなかったりした場合は郵送を利用すると良いでしょう。こちらも事前に郵送申し込みの予約をする場合と、そのままダンボールや袋に申込書を添えて郵送する場合があります。

③支払いの方法(1.持ち込み 2.郵送)

まず金額についてです。明確にHPなどで、品物ごとに費用が設定されている場合、箱や袋の大きさごとに費用が設定されている場合があります。費用が明記されておらず直接お伺いして確認することもありますし、そもそも細かい設定はなく、依頼主に任されている場合もあるようです。一般的に1〜3万円の間くらいが相場のようですが、お願いする遺品の量や大きさによっても当然変わってきますので、自分で金額設定する場合が少し難しいかもしれませんね。
1.持ち込み
持ち込みの場合は、基本的にはその場で供養料をお渡しすることになります。
2.郵送
郵送の場合の支払い方法は、銀行や郵便局からの振込が多いようです。期限は申し込みと同日中であったり、1週間以内であったりと様々ですので、間違えないようにきちんと確認しておきましょう。郵送の場合は、現金書留小包を利用して現金を同封することができる場合もあるようです。

④注意点

郵送の場合ですが、品物ごとの料金が明記されていても本当にそれであっているのか、わからないこともあるでしょう。その時は面倒がらず、直接確認することをお勧めします。口頭で説明するのが難しい場合は、写真をメールに添付して、画像で見ていただくことも必要かもしれません。
サイズを測る際は、ギリギリのサイズよりは少し大きめに測って料金を算出する方が良いでしょう。ギリギリに測っていると、依頼先の測り方によっては規定より大きいと判断され料金が違ってくる可能性もあります。そうなると、金額不足で着払いにて返送されるといったことも起こり得ます。これで無事供養できると思ったところに返送されてしまうと、精神的にも辛いです。事前の確認は怠らないようにしましょう。

最後に

遺品の供養は、そう何度も経験することではないため、どうしたら良いかわからないことも多いと思います。そんな時はなんでも遠慮せずに確認をして、トラブルは回避しましょう。故人を想い、気持ちよく遺品の供養をしたいものですね。

 

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